【詳細レポート】映画監督・上田慎一郎さんによる『物語を作り、演じる』ワークショップを実施しました!

2021.11.10

映画監督・上田慎一郎さんによるインタラアクトを実施しました!上田監督は、2018年に大ヒットを記録した、映画『カメラを止めるな!』を手がけられ、2022年1月14日には最新作『ポプラン』の公開を控えておられます。

今回は「物語を作り、演じる」と題し、上田監督と5人の生徒たちが、物語作りから配役決め、練習、そして発表までをワークショップ内で行いました。


まず始めに、物語に取り入れたい『感情』を、SNSで事前募集したリストから一人一人決めました。

「嬉しい」「かっこいい」「友達と喋っていて悪気なく友達が言ったことにキレる」に一票ずつ、そして「嫉妬」に2票入り、4つの感情が決まりました。

続いて、物語の中で「言ってほしいセリフ」を選びました。こちらはリアルタイムでのYouTube配信の一般の視聴者のみなさん、そしてZoomで視聴参加中の生徒達から募集したコメントの中から、それぞれが気になったものを選びました。

「人生を楽しもう」「俺に不可能はない」「あと一年で地球が滅亡するんだよ」
「可愛いは正義」「私たちは未来から集合がかかっている」

個性的なセリフが選ばれる中、はじめに決めた「感情」、そしてこれらのセリフを基に、どんな物語を展開するか話し合いました。上田監督から与えられた決まり事はただ一つ、「Zoom上で話している設定」にすること。それ以外はすべて5人の生徒、そして上田監督にによって作り上げられていきます。

それぞれが物語のアイデアを出し合い、白熱した話し合いを経て、物語の軸が決まりました。それが、「一年後に地球が滅亡するということになり、天才キッズたちが緊急会議を開いて話し合う」というもの。

細かい設定や、どのように5人の感情、セリフを取り入れるかを上田監督を中心に決めていきます。物語の大枠が定まったところで、さっそく練習が始まりました。

限られた時間の中で、物語の始まりから終わりまで通して練習できたのはわずか2回。上田監督から演技指導やアドバイスもいただき、生徒たちはすぐに本番を迎えました。

タイトル『てんさいキッズたちの首脳サミット』


▼ ワークショップ全編はこちらから
上田慎一郎監督「物語を作り、演じる」ワークショップ

本番を終え、生徒たちは興奮冷めやらない様子でワークショップの感想を教えてくれました。上田監督と自分たちとで一から作り上げた作品制作は、生徒たちにとってとても貴重な経験になったようでした。

最後はギャラリー参加の生徒たちも交えてみんなでA芸ポーズで記念撮影!


▼メイン参加した生徒の声

・アドリブと聞いていたので、始まりは緊張もしたしできるか心配だったけれど、最後の発表の場ではみんな自分の個性も出しつつ、キャラクターも作っていて、さらにみんなでカバーもしあえていたので、本当にすごいなと思いました(小6・女性)

・みんなで話し合いながら一つになって物語が作れたし、上田監督が僕の意見も取り入れてくれたので、とても嬉しかったです。次々に形になっていくわくわく感とライブの緊張感がよい意味でいい作品を作れたと思います。(中1・男性)

何もないところから作品ができたのが、すごいと思いました!みんなキャラが振り切れてて、アクシデントも面白くて、練習と本番が違うのもすごく良かったです。(小5・男性)

▼ギャラリー参加した生徒の声

・過程を知る事で、演技だけではなく現場での勉強ができました。(中1・女性)

・物語ができていく瞬間を見たのは初めてに近いかもしれません。とても素敵でした!ユニークなアイデアを出して自分らしい役に入り込んで演技していた演者さんも尊敬しました。そして監督もみんなで楽しみながら物語を完成させていたところが見ていて面白かったです!私ももっと積極的になりたい!と思いました。(高1・女性)


ワークショップ後の上田監督にお話を聞きました。

生徒たちが緊張していたように、上田監督自身も始まる前には不安があったようで、アイデアが出ずに、空気が止まってしまうことまで想定していたそうです。

「一時間半の中で物語を作るとなって、なんとなくZoomの中できるものを考えてきていたけれど、それを採用をする隙もなく、みんなが次から次へとアイデアを出すから、それを収拾するのに尽力した。」と、子どもたちの発想力に監督も驚かされたと話します。

当初、感情と言いたいセリフをみんなで一つ選ぶ予定を、思い切って一人一つずつ選んでもらうようにしたり、一度きりの本番だからこそ起こったハプニングや、ライブ感のある作品づくりになったと、監督は振り返りました。

最後に、生徒のみなさんに向けて、
「台本とかセリフに書かれていない部分は、こうした方がいいんじゃないか、ああした方がいいんじゃないかと、アイデアを持つことで、作品はよりいいものになるし、自分が演じていて楽しいと思いますし、やりがいもできると思います。だからこそ、一緒にものづくりをする役者を目指してほしいと思います。」とメッセージをいただきました。

上田慎一郎監督、本当にありがとうございました!

特別講師プロフィール:上田慎一郎監督

1984年、滋賀県出身。中学生の頃から自主映画を撮りはじめ、高校卒業後も独学で映画を学ぶ。2009年、映画製作団体PANPOKOPINA(パンポコピーナ)を結成。2018年、初の劇場用長編『カメラを止めるな!』が2館から350館へ拡大する異例の大ヒットを記録。2020年4月に『カメラを止めるな! リモート大作戦!』をYouTubeで公開、同5月には英語字幕版を世界配信。最新作『ポプラン』が2022年1月14日公開予定。

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