▼ハヤテさんよりメッセージ

アクションと言うと乱闘、格闘シーンをイメージされると思いますが、夫婦喧嘩、恋人同士の喧嘩、女性同士の揉み合い、転倒、子供の虐待、刺殺などの暴力シーンもアクションに含まれます。また、暴力シーンと共に壁を叩く、グラスを強く置くなど「感情を動作で見せる演技」。それを自分は「ムーブメントアクト」と名付けて指導しています。
暴力などのシーンは感情が高い所で表現しないといけませんが、感情があがりアンコントロールになって物を壊す、相手に怪我をさせる、自分が怪我をする様な事になっていけません。
しかし今度は動きを制御することに気をとらえて高い感情が落ちてしまっても良い演技にはなりません。これは派手なアクションシーンでも同じことが言えます。感情と動作が同期しないと人は感動しませんし、さらにそれをすべて「安全に」何度も演技として再現できないといけません。暴力シーンのある仕事は突然きます。アクションやムーブメントアクトは技術なので練習しないとすくできるものではありません。
その時に対応できる様に体験して必要と思えば稽古に取り入れて頂けたら幸いです。