ワークショップ開催のお知らせです。
今回、ACT芸能進学校は、映画「12人の優しい日本人」やドラマ「のだめカンタービレ」などに出演された女優・中村まり子さんを講師に迎え、「ベラ・レーヌ・システム」を用いたワークショップを行います。
日本でこのシステムを教えられる方はごくわずかですので、ぜひご参加ください!
■ワークショップ概要
▼タイトル
「中村まり子さんのベラ・レーヌ・システムを使った演技ワークショップ」
▼内容
ベラ・レーヌ・システムについての講義があり、その後、実践に移ります。
▼講師紹介 中村まり子さん
女優・脚本家
芸歴:子役で文学座・劇団NLTに出演。
1969年劇団浪曼劇場入団(三島由紀夫 主宰)
1972年劇団雲入団
同年渡仏してパリ・ユシェット座のべラ・レーヌ演技教室に参加
同年 劇団雲退団。1972~1988年 渋谷ジァンジァン金曜夜10時劇場の
イヨネスコ作「授業」に出演(15年間ロングラン)
1980年より個人演劇ユニット「パニック・シアター」主宰。
1994年~2000年 劇団三人芝居(北野ひろし主宰)に所属。全作品出演。
【主な出演作品】
《TV》:「花は花よめ」「暖流」(NTV)、「晴れ着ここ一番」(NHK)、「学校があぶない」(TBS)他レギュラー。「のだめカンタービレ」「白い恐怖」他ゲスト。2時間ドラマなど多数。
《映画》:「野獣狩り」「人間の砂漠」「テラ戦士BOY」「ふざけろ」「お葬式」「あげまん」
「12人の優しい日本人」「落語娘」(中原俊監督)「少女」(三島有紀子監督)他。
《舞台》:「サロメ」「地球は丸い」(浪曼劇場)「天保十二年のシェイクスピア」「新・道元の冒険」(井上ひさし)「調理場」「旅立ち」(五月舎)「信天翁」「二階の女」(飯沢匡)「瀕死の王様」「現代娘へんろ紀行」(木山事務所)「トップ・ガールズ」「ル・バル」「ふつうの生活長崎編」「ホテル・ボルティモア」等々、他劇団・プロデュース公演多数。
《吹き替え》「私はラブ・リーガル」「MONK」「インファナルアフェア無間序曲」「我が教え子ヒットラー」他 洋画・TVドラマ多数。
【パニック・シアター】海外作品全17本(うち中村翻訳8本)日本の作品全13本(うち中村の書下し11本)計30本のうち出演25本、演出23本。
【外部への翻訳作品】「犀」(イヨネスコ作・文学座アトリエ公演)「女学生とムッシュ・アンリ」「誰も喋ってはならぬ!」(加藤健一事務所公演)
【受賞】2007年度湯浅芳子賞・戯曲上演部門賞(パニック・シアター「ラストシーン」「ラウルの足あと」の上演成果に対して)2013年度小田島雄志・翻訳戯曲賞(パニック・シアター「まくべっと」の翻訳に対して)
■日程・場所・料金
▼日程
11月21日(日)14:00~16:00
▼金額
8,000円(税込)
▼場所
渋谷近郊のスタジオ(参加される方にお伝えします)
▼参加対象
18歳以上の男女(18歳以下で参加されたい方は公式LINEからご相談ください)
■講師からメッセージ
ベラ・レーヌ・システムとは、ロシア系フランス人のベラ・レーヌさん(故人)という女優兼演技指導者が考案したものです。下敷きはスタニスラフスキー・システムです。
1971年来日してワークショップを東京で開き、私はそれに参加して大変驚き、感動したので、ぜひパリの教室へ留学して習いたいと思い、一年間フランス語を猛勉強して渡仏しました。
パリのベラ・レーヌ演技教室に参加して、帰国後はベラさんの右腕であるニコラ・バタイユ(故人・俳優・演出家)が長く来日してベラ・システムを教えてくれ、そこにも参加して勉強を続けました。以来、自分が演技者として生きる上ではベラ・システムなくしては出来ないと思っています。
他のメソッドと違うのは、非常に基本的な、しかも画期的な内容で、とても分かりやすい事です。セリフを喋る必要はほとんどありません。セリフの勉強ではありません。もっと基礎的な所をしっかり掴んでいきます。言葉では説明出来ませんが、一度レッスンを体験した人は、ベテランでも新人でも非常に満足しています。